第2回目のテーマは「自己像の変革」です。
夢の実現と自己像(セルフイメージ)は
切っても切り離せない関係にあります。
反対に自己像の変革が出来れば、
夢の実現は一気に進みます。
では、早速いきましょう。
自己像を変えない限り、人生は変わらない
人は誰でも自己像を持ちながら生きています。
自己像が変わると
人生がガラリと変わってしまいます。
自己像(セルフイメージ)とは
自分が自分に対する自己イメージのことです。
「自分はこういう人間だ」と、
誰でも自分で自分のことを思っています。
そして、
自己像のとおりに人は生きていきます。
自己像が変わらない限り生は
変わらないというのが「心の法則」です。
人生がドラマだとすれば、ドラマの
主人公は自己像のとおりに演じていきます。
すなわち、自己像にあわせた
ドラマが展開されていくというわけです。
自分の人生は自己像となんの
矛盾もなく進行していきます。
もう一度、強調しておきたい!
人は自己像とおりに人生を
送っているという恐ろしい事実です。
自己像とは自己イメージのことである
自己像は誰かに強制されて、
作られたものではありません。
自分が勝手に思い込んでいる
自分のイメージです。
だから、何時だって変えることができます。
自己像は生まれてから今日までの
環境によって無意識に作られたものです。
人間誰でも失敗をするものです。
逆に言うと失敗があるから、そこから
何かを学び自己成長して成功していくのです。
「失敗した」と思うのと「失敗者」と
思うのとでは天地の開きがあります。
何かに行き詰ったり失敗したりしたとき、
「自分は失敗者だ」という自己イメージを
持ってしまったら生涯何をしても失敗し続けます。
失恋したとき「自分は女性にもてないんだ」
という自己イメージを作ってしまうと生涯に
わたりもてない自分を演じてしまうのです。
失恋や失敗は誰にでも何度でも経験するものです。
あなたが描いている自己イメージは、
自分で勝手に作り上げたものだと理解してください。
イメージと体験は「同じ」
私たちの脳はイメージしたことと、
実際の体験は区別できないように作られています。
これを応用したのが
イメージトレーニングという手法です。
今ではスポーツ選手は誰でも当たり前の
ようにイメージトレーニングをやっています。
イメージで練習したとおりに体が動くのです。
これはスポーツの世界だけではありません。
この事実は、簡単な実験で分かります。
あなたは梅干しを食べているところを
イメージ(想像)してみてください。
酸っぱく感じたり唾液が出てくるでしょう。
脳は実際に食べている反応を示しています。
イメージしたとおりに
心身が反応を起こしているのです。
よく考えてみれば私たちの日常生活は、
自分がイメージしたとおりに反応しています。
病気でもないのに病気だと
思い込むと体調が不調になり
やがて本当に病気になってしまいます。
こうした人間の生理現象を応用して、
いまや医療の分野でも取り入れられています。
イメージと体験が同じなので、
人生の中で自己イメージ通りに
反応しているわけですね。
理想の自分を心に描く
まず今の自分は本当の自分ではなく作られた
自分であるということを自覚することです。
もちろん今の自分が偽物という意味ではありません。
それは固定されたものではなく、
変える自由度があるということです。
人間の奥底に真我という
自分が存在していて、
作られた自分に警告を与えています。
まあ、 魂と表現した方が
いいかもしれませんね。
自分の魂の叫びにそって、
人生を再構築することが可能です。
ここで一度立ち止まって、
自分の人生を俯瞰的に眺めて見ることです。
「本当の自分らしく生きているか」
「やりたい事をやっているのか」
多分どこかで少しずれているはずです。
心を鎮めて、理想の自分を
心に描いてみてください。
描くだけなら何時でも
自由に何の制約も受けずにやれるはずです。
今、自分が何を思っているかが自分です。
理想の自分を思っている瞬間は、
理想の自分になっているのです。
その瞬間を1時間、1日、1ヶ月、
1年と伸ばしていくわけです。
簡単にいえば何時でも何処でも
「理想の自分」を心に描きながら
生活しているということですね。
気がつけば、理想の自分が
本当の自分になっているはずです。
不思議なことに「自分は運がいい」と思えば、
本当に運がよくなってきます。
顕在意識と潜在意識
今回で2回目の配信ですが、
1回目を頭に置きながら前に進めてください。
もう少し、頑張りましょうか。
意識には顕在意識と潜在意識があります。
さらに奥深くに宇宙意識という
壮大な意識もあります。
私たちが日頃、
自覚している意識が顕在意識です。
表面意識ともいいます。
後は全て無意識の世界です。
無限の無意識の領域から上がってきた
ごく一部の意識が顕在意識といわれるものです。
顕在意識の中の「こうしたい」という
「意志」の働きは独立しています。
どんな境遇にいても理想の自分に
方向付けてくれるのが顕在意識です。
本来は意志の通り潜在意識が
働いてくれたらいいのですが、
通常は潜在意識のとおりに
顕在意識が動かされています。
だから、顕在意識がいくら頑張っても
ものごとがうまく行かないのです。
意志が弱いという表現がありますが
本来、顕在意識にはエネルギーはありません。
顕在意識は方向付けをしているだけです。
その方向付けのとおりに潜在意識を
動かすにはイメージの力を借りる必要があります。
イメージは潜在意識の領域なので
エネルギーを持っています。
理想的な自分をイメージすることは、
無意識にその方向に向かうということになります。
顕在意識で方向付けをして、
イメージで潜在意識にスイッチを入れるわけです。
思考と感情の力
思考は顕在意識で、感情は
潜在意識の領域だと思ってください。
意識して笑ったり泣いたりできません。
心から自動的に湧き上がってくるのが感情です。
怒らないようにしようと考えても、
怒りの感情は自動的に湧いてきますね。
イメージと感情は一体です。
イメージをコントロールすることは
感情をコントロールすることにつながります。
感情はエネルギーを持っています。
まとめると、
意志の力で理想の自分を
イメージ(潜在意識の領域)する
そうすると感情が湧き上がってきて
行動に結びついてきます。
好きなことをやる
自分の好きなことを
するのに努力は要りませんね。
好きだという感情がエネルギーを
生み出し行動力となっているからです。
自分の好きなことをして
人生を送れたら最高の幸せです。
よく観察してみればほとんどの成功者は、
自分の好きなことをしてして
生計をたてることに成功しています。
科学者、芸術化、事業家、スポーツマンなど
みんな子供時代から自分の好きな道を極めて
一流の人になっています。
著名な人ばかりでなく、私の周辺にも
自分の好きな道を極めて生計を
立てている人は意外と多くいます。
やはり人間は自分の好きなことを
やるのが一番エネルギーがでます。
あなたの仕事や環境は
自分の好きな状態になっていますか?
お金の法則を学ぶ
お金は大切なものです。
そして人生になくてはならない必要なものです。
お金を嫌う人は滅多にいませんが、
無意識に嫌っている人がたまにいるものです。
お金を毛嫌いしているとお金は逃げて行きます。
お金の話をすると下品だと嫌がる人もいます。
世の中、経済活動をしなければ
社会そのものが成り立ちません。
人間は誰でもなんらかの
経済活動をして生計を立てています。
企業は多くの人を経済的に潤わせ、
税金を納めて社会に貢献しています。
ただお金儲けが人生の目的ではなく、
社会貢献のための手段にすぎません。
手段が目的化した時に問題が発生してきます。
お金は人の心を神にも悪魔にも
変えてしまう程の力を持っています。
お金というものの本質をしっかり
理解しておかないと人生を潰します。
一等の宝くじに当選した人の殆どが、
その後奈落の人生に落ちてしまっているのです。
お金の本質を理解しておかないと、
大金持ちになったときが不幸の始まりとなります。
夢と自己像
夢の実現に向かうには自己像そのものを
夢の実現に向かわせなければなりません。
■自己象とは何か?
■自己像の持つエネルギー
■自己像の夢の実現への利用法
そう言った事をお伝えしました。
気になった箇所を何度も
読み返して理解を深めてくださいね。
では、あなたの豊かな人生が
実現する事を心よりお祈り申し上げます。