【東洋の発想法③】陰陽論と数霊で未来を読み解く

第三回は「未来の読み方 その1」です。
時代の環境に適応するために
未来を読む必要があります。

如何なる賢者も未来を予測することはできません。
私は直感的に自分の感性に従って来ました。
それに東洋の知恵を合わせています。

私の未来予測は次の
「東洋の知恵」4つのモノサシを使っています。

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東洋の知恵4つのモノサシ①陰陽論

宇宙の仕組みを知恵によって洞察した
東洋の思想家たちは、見事な千里眼の持ち主です。

人間の直観力や奥深い思索により、
長い時間をかけて到達した「陰陽思想」は、

人類の一大発見でもあります。

さらに五行説と融合しながら
「陰陽五行説」として完成しました。

自然界の相対(表裏、上下、明暗など)する
二元を一元的にとらえ、

宇宙のダイナミックな動きを法則化したものです。

陰陽は知恵をもって洞察しなければ、
理解できません。

知識の積み重ねによって
理解しようとしても無理があります。

そこで、まずは陰陽を
単純化した表をもとにお話しましょう。

モノの要求社会ココロの要求社会
ピラミッド社会ネットワーク社会
一極集中化社会多極化社会
競争社会共生社会
機会的システム生命的システム
現実社会仮想社会
男性中心社会女性中心社会
工業化社会情報化社会

この表を頭の中に入れて、読み進めてください。

この陰陽論で世界を眺めると、
世界は多極化して行くに違いありません。

アメリカの一極支配はまもなく
終わりを迎えることでしょう。

時間は掛かっても人類社会は
共生、協調の時代に入ることが予測できます。

論理思考や分析を司る「左脳」より、
感性や直感を司る「右脳」を使ってください。

東洋思想は、宇宙の全ては連続体で
繋がっているという考えが基になっています。

西洋では「プラスかマイナスか?」という
二元論で物事を思考します。

それにかわり東洋は一元論なのです。

「陰」と「陽」という二つの要素が
あるのではなく、陰=陽と考えます。

「陰極まって陽と成す」

この言葉のように、

「陰」の果ては「陽」につながっているのです。

陰=陽という表現も
ちょっとニュアンスが違います。

「陰陽一体」という表現の方が
分かりやすいかもしれませんね。

陰陽論で考えてみると、

800年間続いた西洋文明(陽)が
1995年辺りから折り返し
東洋文明に入って来ました。

西洋の極はアメリカです
東洋の極は日本です

東洋4つのモノサシ②数霊

すべての現象は「数」に
置き換えることができます。

それを陰陽という
物差しで読み込んでいくのです。

なぜ陰陽だけで、
ものごとを理解することができるのか?

そこには何の不思議もありません。

コンピュータは「0」と「1」という
二進法で演算されています。

この二進法と陰陽論は共通しているのです。

「陰」と「陽」から脳という
スーパーコンピュータが
瞬時に答えをはじきだします。

数霊を勉強する前にまずは、
物事を大きな概念で捉える発想力が大切です。

同時に全体を一瞬のうちに
掌握してしまう右脳の直感を必要としているのです。

私たちの身近な生活は、
数で溢れています。

では、その数というのは何でしょうか?

「宇宙は数で解ける」と、
昔の人は信じ、数学を発達させました。

現実に科学の最先端の物理学は
数学なくして理論構築はできません。

今やあらゆる現象を数値化モデルにして
解き明かそうと試みています。

物を数えることから始まり、
様々な出来事を数字に置き換えて
答えを導き出しています。

時には虚数というありえない
数字に置き換えることで解いてきたのです。

数とは、人間の作った「約束事」なのです。

何かを説明するときに文章の代わりに、
数で表現したにすぎません。

文学者は文字を使い、
数学者は数字を使うということです。

コンピュータの発達したおかげで、

人間なら数千年もかかる計算を
コンピュータは一瞬のうちに計算してしまいます。

人間の脳の働きでさえ、
数学で極めようとしています。

コンピュータの進歩のお陰で、
あらゆる現象を数値化モデルに
置き換えることができるようになりました。

しかし、ここでは「数学」ではなく
「数霊」としてあらゆる現象を
読み取ろうと試みているのです。

【数学と数霊の違い】

科学は数式を持って真理を極めていきます。

数学という学問(道具)を
使わずして宇宙の謎ときはできません。

「金融工学」も経済の
動きを数値化したものです。

脳の働きまで数値化モデルで
解明しようとされているのは前述したとおりです。

数学を「表」とするならば
数霊は「裏」と言えるかもしれません。

数霊は数学と違ってまったく
違った発想に基づいています。

数学が西洋的な考えに
基づいてできたものとすれば、

数霊は、東洋の発想に
基づいて成り立っています。

1、2、3、4、5・・・

それぞれの数字を数学では全く
別のものとして、ぶつ切りに考えます。

東洋の数霊においては1~2~3~4~5~
と全てが流れによって繋がっていると考えます

簡単に説明すると、

1が変化して2になり3になるという意味です。

2は決して1の倍数ではありません。
だから数霊では、すべての数字はのことです。

これは東洋思想の原点です。

数学は「量」を扱い、
数霊は「質」を扱うといえましょう。

同じ本が100冊あれば
数学では100と答え、

数霊はひとつと答えます。

なぜなら同じ本が100冊
あっても内容はひとつだからです。

だから東洋の人々の発想の原点は
宇宙の法則、自然の法則に従うという考え方です。

一言で表現するならば
「あるがまま」ということです。

老子の「タオイズム」は
まさにその真髄といわれる所以です。

ダイナミックな宇宙の流れに
乗るという生き方なのでしょう。

決して、何もしない
厭世的な教えではありません。

数霊的には「0」であり、
カオスであり、混沌なのです。

古代インド人の「0」の発見は偉大です。

数字の「0」を創った
のではなく「発見」したのです。

「0」とは宇宙のことです。

ここで一旦、数学的な考え方を
脇に置いてくださいね。

数学的な頭をもって、
数霊を考えると理解できなくなるからです。

数霊のとらえ方、考え方

数霊を勉強するには、まず数の意味や
捉え方の練習を十分にする必要があります。

数学の概念が身についてしまった
私たちには頭を一旦白紙にして
新たな概念で数を捉えるようにしなければ、

数霊の本質を
理解することはできないでしょう。

上と下、明るいと暗い、高い低いと
言う答えはありえますか?

西洋的発想ではありえます。
東洋的発想ではありえません。

東洋の発想では、
どこから見ているかという視点(情報)
がなければ、どちらとも言えないのです。

「どこから見て上なのか?」

「どこと比べて明るいのか?」

「どこに立っていて高いのか?」

東洋的な考え方では、
「主観」が大切になります。

もちろん西洋的なものでも、
立っている観測値を大切にします。

地動説の前は天動説でした。

地球から眺めれば太陽
(その他の天体)は動いているのです。

西洋は「客観」を重んじますが、
東洋は「主観」を重んじます。

数霊を解くためには、

まず東洋的な捉え方、
考え方に慣れる必要があります。

数霊の活用法

昨今の世界情勢を数霊的に物語りにすると

2007年は2+0+0+7=9となります。

9の数霊的意味は、9の次は1に戻るので、
9はものごとの極みを暗示しています。

(2007年は世界の覇権国
 アメリカのバブルが弾けました)

2009年は合計すると11になります。

さらに単数に直すと1+1=2になります。

2の数霊的意味は「対立」です。

今世界中の国々が対立しながら
新しい世界体制を模索しています。

2010年は同じように
単数に直すと3になります。

3の数霊的意味は「小岐路」です。

「小岐路」と言っても人類規模の
「小岐路」ですから誰もが大きな影響を受けます。

2010年は人類社会に人類規模の
岐路を迎えるような大事件が
勃発するという暗示です。

さらに2011年は、
2+0+1+1=4となり、

「4」は再生を意味します。

さあ、何が蘇ってくるのでしょうか?

過去の主な大事件を数霊で見てみましょう。

第一次世界大戦 1914年 1+9+1+4=6

第二次世界大戦 1941年 1+9+4+1=6

朝鮮動乱 1950年 1+9+5+0=6

関東大震災 1923年 1+9+2+3=6

阪神大震災 1995年 1+9+9+5=6

6は「破壊」を意味します。

このようにして数霊を
使いながら未来を読んでいきます。

今日は4つのモノサシの中の
2つをお話しました。

続きは次回にしたいと思います。

では、第三回「未来の読み方 その1」は
この辺りにさせていただきます。

あなたと共により豊かな人生が創造できるよう、
心よりお祈り申し上げます。

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